Google Playでアプリを配信する際、アプリ内課金(IAP)を実装するにはGoogle Play Billing Libraryを使用する必要があります。
Unityから使用する場合、大抵の人気のあるアプリストアでアプリ内課金を簡単に実装できるUnity IAPを利用するケースが多いでしょう。
Google Play Billing Libraryの特徴として、各バージョンが2年でサポートが切れるため、
定期的にライブラリのバージョンアップを行わなければなりません。
(サポートが切れても即座にストアから削除されるようなことはありませんが、アップデートを配信できなくなります。)
- Google Play Billing Library v5 : 2024年8月31日まで
- Google Play Billing Library v6 : 2025年8月31日まで
- Google Play Billing Library v7 : 2026年8月31日まで
- Google Play Billing Library v8 : 2027年8月31日まで
と来ているので、まあ毎年8月31日でサポートが切れるのでしょう。
Unity IAPを利用している場合、Google Play Billing Libraryのバージョンを上げるにはUnity IAPのバージョンをあげる必要があります。
Google Play Billing Library v7をサポートしているのは、4.13.0(2025-07-07)および5.0.0-pre.4(2025-02-04)以降のバージョンになります。
今年はIAP5系がまだ正式リリースを迎えていないために4系にもアップデートが来た、という経緯があります。
ちなみに、
Google Play Billing Library v6をサポートしたのは4.12.0(2024-06-04)、
Google Play Billing Library v5をサポートしたのは4.9.4(2023-08-01)、
Google Play Billing Library v4をサポートしたのは4.8.0(2023-04-12)、
毎年7月上旬までにはアップデートが来るので待ちましょうという感じですね。
今年は4系もアップデートしてくれたので大きな混乱は無さそうですが、
来年以降IAP5系にバージョンアップが必須となってしまうのか、4系のままでも大丈夫なのかが気になるところです。
ちなみにIAP5系はUnity2021.3+となっているため、現在Unity2020を使用している場合はUnityのバージョンアップから必要になってしまうかもしれません。