常用漢字を突っ込むのはもうやめ!Adobeが定めた良い感じの日本語文字セットをTextMeshProで使う

Adobe-Japan1 文字コレクションって?

先日、Fontworksさんがゲームにも使えるライセンスでフォントを無償公開してましたね!
めっちゃ良い!これ使おう!!と思ってフォントの詳細ページを見ると

収録文字
  Adobe-Japan1-4の全グリフ
  GF Latin Core

という表記が。

へー、Adobeが定める日本語の文字コレクションがあるんだーと初めて知ったのでちょっと調べてみました。
今までTextMeshProには常用漢字一覧を入れてたんですが、ゲーム用語を書くには足りないことが結構あったんですよね。

Adobe-Japan1-3とかAdobe-Japan1-4って?

Fontworksさんが公開しているフォントそれぞれの詳細を見ると、Adobe-Japan1-3って書いてあったりAdobe-Japan1-4って書いてあったりします。
これはバージョン番号みたいなもので、この数字をSupplementって言います。
Adobe-Japan1-3なら、Supplementの1からSupplementの3までの文字を含んでいるということですね。
内訳は以下の通りです。

  • Supplement 0 / 8,284字 (必ず含まれる)
  • Supplement 1 / 75字
  • Supplement 2 / 361字
  • Supplement 3 / 634字
  • Supplement 4 / 6,090字
  • Supplement 5 / 4,873字
  • Supplement 6 / 2,741字
  • Supplement 7 / 2字

具体的な文字一覧は、Adobe-Japan1リポジトリ内のpdfで確認出来ます。
サラッと見た感じ、とりあえずSupplement 0だけで事足りそうです。

TextMeshProで使うには?

さて、実際にTextMeshProで使いましょう!
TextMeshProのFontAssetを作るためには文字一覧が必要です。

無かったので作りました。
github.com

Supplement 0 ( Adobe-Japan0.txt )を突っ込んでみました。
(Fastモードでフォント作ったので若干荒れてます。綺麗に作ればもう少し綺麗に出るはず。)
f:id:kyubuns:20210120090718j:plain

8000文字もあるのでテクスチャは4kにしてなんとか耐える感じです。
うーん、さすがにデカイかなぁ。
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などと思いつつも、あの「あーこの文字出ないのかー!追加してフォントアセット作り直さなきゃ・・・(1時間待ち)」みたいな作業から開放されそうです。
Adobeさんありがとう。